この記事を書いた人
はり師・きゅう師(国家資格) 整骨院勤務15年の現役鍼灸師パパ。 肩こり・腰痛・産後ケアを専門に、のべ数千名を施術。 現在は0歳の息子を育てながら、リアルな育児体験をもとに情報発信中。
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夏の夜、寝ている赤ちゃんの背中に手を入れたら「びっしょり…!」。そんな経験、ありませんか。
息子が生後7ヶ月になった頃の夏のことです。夜中に泣いて起きたので抱き上げたら、背中も肌着もびっしょり。尋常じゃない汗の量に、正直「これは危険なんじゃないか」と一瞬ヒヤッとしました。
鍼灸師として体のことはわかっているつもりでも、自分の子の汗を目の当たりにすると慌てるものです。あとから振り返ると、着せすぎと室温が高かったのが大きな原因でした。
赤ちゃんは大人よりずっと汗っかきです。そして、その汗が夜泣きの原因になっていることも少なくありません。この記事では、整骨院勤務15年の鍼灸師パパが、赤ちゃんの寝汗と夏の夜泣きの関係、そしておうちでできる対策をやさしくお伝えします。
この記事でわかること:
赤ちゃんは体温調整がまだ未熟で、汗で熱を逃がす力に頼っている部分が大きいです。さらに、大人より体が小さいのに汗腺の数はほぼ同じ。だから面積あたりの汗の量が多く、特に寝入りばなの1〜2時間は驚くほど汗をかきます。
寝入りのときに体温を下げようとして、頭や背中にぶわっと汗をかくのは自然な反応です。「汗をかく=具合が悪い」ではないので、まずは安心してください。
問題は、汗をかいたあとです。
つまり、汗そのものより「汗をかいたあとの不快感」が夜泣きの引き金になりやすいのです。逆に言えば、汗をうまく逃がして・吸って・乾かしてあげれば、夜泣きが落ち着くことがあります。
あせも対策はこちらも参考にどうぞ。 → 初夏の赤ちゃんのあせも・肌荒れ対策
整骨院でも「汗のかき方」は体のサインとして見ます。赤ちゃんも同じで、どこに汗をかいているかで対応が変わります。
汗を見たら、まず背中に手を入れて確認する習慣をつけると、着せすぎに気づきやすくなります。
東洋医学では、汗は体を守る「気(き)」と関係が深いと考えます。赤ちゃんは「気」がまだ充実しておらず、皮膚の開け閉め(汗の調整)が未熟。だから汗が多めなのは自然なことです。
ただし、汗をかいたあとに冷やすと「気」が消耗しやすいとも考えます。汗をかくこと自体より、「かいた汗で冷やさない」ことを大事にしてあげてください。これは大人の夏バテ予防にも通じる考え方です。
汗をためない一番の近道は、汗をしっかり吸う肌着です。綿100%・ガーゼ・接触冷感などの通気性のよい素材を選びましょう。背中に1枚「汗取りパッド」を入れて、汗をかいたらパッドだけ抜けば、着替えさせずに済みます。
夏の夜は**室温26〜27℃・湿度50〜60%**が目安。エアコンの風が直接当たらないようにして、一晩つけっぱなしでも大丈夫です。温湿度計を赤ちゃんの近くに置くと管理しやすくなります。
お風呂上がりにしっかり汗を引かせてから寝かせると、寝入りの汗が減ります。火照ったまま布団に入れると、そのぶん寝汗が増えます。
汗対策をしても夜泣きが続くときは、寝る環境のグッズやツボケアも合わせると効果が上がります。
寝汗のほとんどは心配いりませんが、次のようなときは受診を検討してください。
「いつもと違う」と感じたら、自己判断せずかかりつけの小児科に相談してください。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 寝汗は自然 | 赤ちゃんは汗で体温を下げている |
| 夜泣きの原因 | 汗そのものより「かいたあとの不快感」 |
| 対策の軸 | 吸う肌着・室温26〜27℃・冷やしすぎない |
| 受診の目安 | 発熱・ぐったり・水分不足・発疹 |
完璧に汗を止める必要はありません。まずは「汗をかいたら背中に手を入れて確認」から始めてみてください。それだけで、着せすぎや夜泣きのサインに早く気づけるようになります。
※ 本記事は一般的な育児情報であり、医療行為の代替ではありません。気になる症状が続く場合は小児科にご相談ください。
整骨院勤務15年・鍼灸師パパより