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はり師・きゅう師(国家資格) 整骨院勤務15年の現役鍼灸師パパ。 肩こり・腰痛・産後ケアを専門に、のべ数千名を施術。 現在は0歳の息子を育てながら、リアルな育児体験をもとに情報発信中。
「赤ちゃんを抱き上げるたびに手首が痛い」「親指の付け根が腫れている気がする」
そのお悩み、**腱鞘炎(けんしょうえん)**かもしれません。育児中のパパ・ママに非常に多い症状です。
整骨院勤務15年の鍼灸師として、腱鞘炎の仕組みから自宅でできるケアまで解説します。
新生児期から生後6ヶ月ごろは、1日に何十回も赤ちゃんを抱き上げます。この動作のたびに手首・親指の腱(けん)に負担がかかります。
特定の手首の角度を長時間保つ授乳姿勢や、おむつ替えでの固定動作も腱鞘炎の引き金になります。
産後や育児疲れで体が弱っていると、腱や関節の回復力が低下します。東洋医学的には「肝(かん)の血が不足した状態」で、筋肉・腱が栄養不足になっています。
以下の症状がある場合、腱鞘炎の可能性があります:
腕全体で赤ちゃんを支え、手首に力を集中させないことが大切です。手首を反らせたまま抱くのは最もNG。肘の内側で体を支えるように意識しましょう。
利き手だけで抱っこしていると負担が偏ります。意識的に左右交互に使うようにしましょう。
直接抱き続けるより、抱っこ紐を使うことで手首への負担が大幅に減ります。
家事の合間に手首を下にぶらんと下ろして、血流を回復させます。
痛みが強い・熱感がある場合はまず冷やします。濡れタオルや保冷剤をタオルに包んで10〜15分当てます。
腫れが落ち着いたら温めて血行を促します。お灸や蒸しタオルが効果的です。
陽渓(ようけい):親指を立てたときにできる手首のくぼみ。腱鞘炎・手首の痛みに効きます。反対の親指で優しく押しましょう。
合谷(ごうこく):親指と人差し指の間のくぼみ。手全体の痛みやだるさに効きます。
鍼灸師メモ:腱鞘炎は「使いすぎ+回復不足」のサインです。痛みが出たら早めに対処することが慢性化を防ぐコツです。
以下の場合は整形外科や整骨院への受診をおすすめします:
Q. 腱鞘炎は放置してもいい?
A. 放置すると慢性化して治りにくくなります。早めのケアが回復を早めます。
Q. テーピングは効果がありますか?
A. 有効です。特に抱っこ時の手首固定テーピングは痛みを軽減します。薬局で購入できるサポーターも効果的です。
Q. 注射(ステロイド)は必要ですか?
A. 重症の場合は有効ですが、まずは安静・温熱・ストレッチで様子を見ましょう。
育児中の腱鞘炎は「赤ちゃんを大切にしたから」なった傷です。でも我慢は禁物。
早めのセルフケアで、長く育児を楽しめる体を守りましょう。その他の育児中の体の悩みもあわせてチェックしてみてください。