この記事を書いた人
はり師・きゅう師(国家資格) 整骨院勤務15年の現役鍼灸師パパ。 肩こり・腰痛・産後ケアを専門に、のべ数千名を施術。 現在は0歳の息子を育てながら、リアルな育児体験をもとに情報発信中。
夜中、赤ちゃんの体を触ったら「あれ、熱い…?」。体温計を見て数字にドキッとする。あの不安は、何度経験しても慣れないものですよね。
息子が生後5ヶ月の頃のことです。仕事中に妻から電話があり、「急に熱が出て、吐いた」と。聞いた瞬間、頭が真っ白になりました。仕事をしている間も気が気じゃなくて、その日は慌てて病院へ連れて行き、先生に診てもらって、ようやくほっとしたのを覚えています。
鍼灸師として体のことはわかっているつもりでも、自分の子の発熱と嘔吐となると、まったく冷静ではいられませんでした。あのときの自分に「落ち着いて、まずここを見て」と言えるように、この記事を書いています。
先に大事なことをお伝えします。この記事は「熱の治し方」ではありません。 赤ちゃんの発熱は、原因の見極めも対応も、最終的には小児科の判断が必要です。
この記事でお伝えしたいのは、親が必要以上にあわてず、落ち着いて見守り、受診のタイミングを逃さないための考え方です。整骨院勤務15年で多くのご家族を見てきた立場から、「ここを押さえておけば慌てずに済む」というポイントをまとめました。
この記事でわかること:
熱の「数字」だけで慌てないことが大切です。同じ38℃でも、元気にしている子と、ぐったりしている子では状況がまったく違います。**数字よりも「全身の様子」**を見てあげてください。
チェックしたいポイント:
「熱はあるけど、飲めていて・機嫌もそこそこ・おしっこも出ている」なら、あわてず様子を見られることが多いです。逆に、これらが崩れているときは要注意です。
脱水のサインは別記事で詳しくまとめています。 → 赤ちゃんの脱水・熱中症サイン
判断に迷うときの、おおまかな目安です。ただし、これはあくまで一般的な目安で、最終判断は月齢・状況・かかりつけの方針によります。
迷ったときは、**小児救急電話相談「#8000」**に電話で相談できます。夜間や休日に「受診すべきか」を判断する助けになります。「大げさかな」と思っても、赤ちゃんの場合は相談して大丈夫です。
受診して「家で様子を見て大丈夫」と言われたあとや、回復期に親ができることです。治療ではなく、過ごしやすくしてあげるサポートだと考えてください。
発熱中は汗や呼吸で水分が失われやすくなります。母乳・ミルク・湯冷まし・麦茶などを、少量ずつこまめに。一度にたくさんより、ちょこちょこがポイントです。
寒がって震えているときは温め、暑がっているときは1枚脱がせる。手足が冷たく顔が赤いときは、こもった熱を逃がすために薄着にしてあげます。汗をかいたらこまめに着替えを。
熱は体がウイルスや細菌と戦っている反応でもあります。数字を無理に下げることより、**「飲めているか・眠れているか・機嫌はどうか」**を見てあげるほうが大切です。解熱剤の使用は、必ず医師・薬剤師の指示に従ってください。
東洋医学では、熱が出たあとの体は、戦うために「気(き)」をたくさん使った状態と考えます。回復期は、消化のよい温かいもの・しっかりした休息で、消耗した気を補ってあげる時期です。無理に動かさず、ゆっくり過ごさせてあげてください。
夜の見守りには、離れていても様子がわかるベビーモニターがあると親の負担が減ります。 → ベビーモニター おすすめ比較3選
発熱の付き添いは、夜通しになることもあり、親もへとへとになります。親が倒れてしまっては、看病も続きません。
付き添いで疲れたときのセルフケアはこちらも。 → 夜泣き・看病で寝不足のパパへ。仮眠の取り方と疲労回復ツボ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 見るべきは | 数字より「機嫌・水分・おしっこ・呼吸」 |
| すぐ受診 | 3ヶ月未満・ぐったり・けいれん・飲めない |
| 家でのケア | 水分・室温調整・無理に下げない |
| 親のケア | 交代で休む・自分を責めない |
赤ちゃんの発熱は、ほとんどの子が経験する成長の一部です。こわいけれど、「数字に振り回されず、全身の様子を見る」と決めておくだけで、ぐっと落ち着いて対応できます。迷ったら、ためらわず小児科や#8000に相談してください。
※ 本記事は一般的な育児情報であり、医療行為や医師の診断の代替ではありません。発熱時の判断・治療については、必ず小児科・かかりつけ医、または小児救急電話相談(#8000)にご相談ください。
整骨院勤務15年・鍼灸師パパより